深大寺そば きよし

東西のそばつゆの違い

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東西のそばつゆの違い

東西のそばつゆの違い

2023/02/13

地方を移動してうどんやそばを食べた時、つゆの味の違いに驚いたことはありませんか?
なぜこんなにも違うのか不思議に思った方もいらっしゃると思います。
本日は、関東・関西のそばつゆの違いについてお話します。

東西のそばつゆの違い

味・色

関東では、色が濃く味も濃い目のそばつゆが愛されています。
そのためそばを食べ終わった後のつゆを飲むと、しょっぱいと感じる方もいらっしゃるでしょう。
反対に関西では、色が薄く出汁の味が濃いやや甘めのそばつゆが主流です。
そのため、そばつゆを飲む方も多いのではないでしょうか。

そばつゆの作り方

お出汁は二つ以上の食材のものを掛け合わせると、うま味が増します。
関東では鰹節のうま味成分に、お醤油のうま味を掛け合わせることが多いです。
一方関西では、鰹節と昆布のうま味成分を掛け合わせ、そこに少しの醤油で風味をつけます。
おのずと関東の方が醤油の分量が多くなるので、味の違いが生まれるのです。
また、関東では濃い口醤油、関西では薄口醤油を使ってそばつゆを作ることが多いです。
濃い口醤油はお醤油の風味を生かしたどっしりとした味わいで、薄口醤油は塩分が高いもののあっさりとした風味です。
これらの違いも、そばつゆの味の違いに繋がっています。

味の違いが生まれた理由

所説ありますが、東西で味の違いが生まれたのは日本の歴史背景に関わりがあるようです。
徳川幕府が開かれるまで、日本は京に都を置き、文化を発展させてきました。
そのころ、貴族が多い京都や大阪で発展していたのが、出汁の味を活かした味付けです。
一方、農村地帯が多かった関東では、肉体労働に従事している人が多かったのです。
汗によって失われたミネラルや塩分を効率よく補給するため、関東ではだんだんと濃い味が定着していったといわれています。
他にも、流通が発展していなかった時代に、関東に十分な昆布が届かず、あまり大量に出回らなかったためといった説もあります。

まとめ

関東では濃い目のそばつゆが、関西ではお出汁をきかせた甘めのそばつゆが主流です。
味の違いは、つゆの作り方や素材によって生まれています。
これらの違いは、日本の歴史的背景に理由があるといわれています。
皆様も、そばつゆで東西の味の違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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